北谷町(ちゃたんちょう)の砂辺(すなべ)ビーチに来ました。
ダイバー達に人気のビーチで、米軍基地に近いため、屈強な軍人さん達がたくさん泳いでいます。
沖縄には複数の米軍基地があり、沖縄本島の総面積の約20%は基地に使用されています。
しかし、沖縄中に軍人さん達が住んでいるわけではなく、基地の周りにマンションがあったり、外人住宅と呼ばれる建物が密集しています。
沖縄は、地元の人の居住区、米軍基地、観光地、の3つに分けられると思います。
そして、その3つはほとんど重なることなく存在しています。
うちの村にも、古い集落、米軍基地、リゾート地があります。
芸能人の別荘もあるリゾート地区の隣りに、昔からの神様(ノロ)を祀っている古い集落があります。
私が住んでいる地区も古い集落で、内地出身者はとても少ないです。
先日、職場の建物に入ろうとした時、すれちがったオバアに言われました。
「わぁー、ニホンジン!」
こんなにハッキリ言われることは少ないですが、似たことはよくあります。
「内地の人?」「ヤマトから来た方ですか?」
気にしないふりをして、あ、はい。と答えています。
例えば、人間関係のトラブルに悩んで、友達に相談したとき。
「・・・その相手、内地の人?」
かならず聞かれます。
「ううん、沖縄の人だよ。」と言うと、
「ふーん。」
「・・・・うん、内地の人。」と言うと、
「やっぱり!ナイチャーだと思った!」
・・・私もナイチャー(内地出身者)なんですが。
そのトラブルの相手の割合、ちゃんと数えてる?
ナイチャー 正正正
ウチナーンチュ
っていう集計結果が、目に浮かぶんだけど・・・。
とは、もちろん言えません。
逆に「内地の人は、肌もきれいだし、洗練されててあこがれる」と言われたりもします。みんな、内地の人にイメージ持ちすぎ!と言いたくなります。
では沖縄に住んでいるナイチャーの方々は、どんな人達でしょうか。
私は、ナイチャーの方に会うと、必ず聞いています。
「どうして沖縄に住もうと思ったんですか?」
その答えは、さまざまです。
「この村に一人旅で来て、気に入っちゃって、そのまま?」
「(海に)潜るのが好きで、バイトで来た沖縄の島でダンナに会って」
「・・・なんか親戚とかから、離れたいなぁと思って」
「結婚して、”どこに住みたい?せぇの!”で、二人同時に”沖縄!”って」
いやいやいや、みんなすごい!
それでほんとに沖縄に住んでるんだから、すごい。
私なんぞは、しょせん2年間しか滞在しない身ですから。
沖縄に来た理由も、
「主人の転勤で」って、普通すぎですから。
「沖縄の風に呼ばれて」とか言ってみたい。
夕暮れのビーチを、轟音と共に米軍の戦闘機が飛んでいきます。
沖縄に住もうと決めて、いろいろ大変なことも乗り越えて移住を成し遂げている。ナイチャー友達たちには、フロンティアスピリッツを感じます。
そのせいか、沖縄のナイチャー達は、個性的です。
みんなそれぞれ、武勇伝を持っています。
「ナイチャーと、内地に住んでいる人は全っ然ちがうよ!」
と私はよく、ウチナーンチュの友人達に言っています。
私はもちろんウチナーンチュではなく、たくましいナイチャーの皆さんとも違う、普通の内地出身者です。
ですから、だれを見ても面白く、あぁブログに書いてみたいと思ってしまいます。
そして、いずれは村を去る予定の者です。
集落に永住することを決めた人達は、ブログでいろいろ書くことは難しいと思います。
そんなわけで、私は普通の内地出身者として、これからも感じたままを書いていきたいなぁと思っております。
いつも私のひとりごとにお付き合い頂き、ありがとうございます!