恩納村の万座ビーチホテル内にある工房にきました。
この工房で、紅型作りが体験できます。
紅型は、沖縄の伝統的な染色技法で、13世紀頃に生まれたといわれています。
琉球王朝時代は、王族・貴族のために作られていました。
今では着物や帯以外にも、さまざまな小物類があります。
こちらは名護市にある、藤崎紅型さんの支店だそうです。
いま、家に藤崎紅型さんのひな祭りタペストリーを飾っていますよ。
暖かい色使いと、活き活きとしたデザインが好きです。
窓からは海が一望できて、落ち着いた雰囲気。
この日、娘は遠足で美ら海水族館に行きました。
紅型体験は、娘がいない今日しかできない!
まず、職人のお姉さんから「紅型の作り方」について教えてもらいました。
デザイン→型ほり→型紙→型置き→色付け→隈どり→糊を落として完成、とあります。
最初の工程の、「デザイン」の絵がこちら。
うろこの部分が、かなり細かいですね。
そして「型ほり」で、紙をこの形にくり抜くそうです。
めっちゃこまかい。
そして、紙の上から糊を塗るそうです。
紙をピローッとはがすと、青い糊がこのように残ります。
↑ この状態からの工程を体験します。
このように、青い糊の部分にも絵の具を塗るそうです。
お湯で洗い流すと、青い糊は取れて、型の部分だけが残るとのこと。
ほうほう、ではさっそく始めましょう。
紅型のデザインを決めます。
サイズによって、いろんなデザインがありますよ。
夫くんは先ほどから出ている、エンゼルフィッシュを。
おかめは、恩納村の花、ゆうなの紅型を作ることにします。
ベースの色は、こちらの10色から選びます。
葉っぱだから緑色、などの決まりがなく、自由に選べばいいとのこと。
筆に顔料をとって、布の上にちょんとおきます。
そしてブラシでぼかすように、布にすりこみます。
すりすり、すりすり・・・。
顔料の色はどれもきれい、全部使ってみたい!
どっんな いろ~がすき? ぜんぶの いろがすき!
「所要時間: 約30分」と書かれていた、この体験コース。
気がついたら2時間近く、工房で過ごしました・・・。
というのも、この職人のお姉さんが優しくって!
「子どもがすきなんです~」
なんてすばらしい!
ビバ・お姉さん!
息子はずっとひっついて、遊んでもらってました。
工房の奥には、製作中の帯などがかかっていて、芸術的な世界です。
「色付け」が終わると、「隈取り」の工程です。
濃い色をぼかして入れて、立体的にしていきます。
「色付け」が終わったのが、右の絵。(見本)
その後、「隈取り」をしたのが、左の絵です。
つぼみや葉っぱの先、花などが立体的になっています。
色が混ざらないように、1色塗るごとにドライヤーで乾かします。
なんとか塗り終えました~。
裏返して、アイロンをかけて、体験終了。
あとは、家に持ち帰って作ります。
ここからの工程の「せつめいしょ」。
大人用、子供用、外国人用がありました。
包んでもらって、お持ち帰り。
「できあがったら、見せにきますね~」
と言うと、喜んでくださるお姉さん。
体験のお客さんの、完成した紅型を見たことがないそうです。
がんばって成功させなければ!
「40度のお湯につけて、8時間以上おく」。
さぁ、紅型はぶじ完成するのでしょうか?
続きは次回で!
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