ビーチクリーンとウミガメの骨

ビーチクリーンとウミガメの骨  近所のビーチです。日曜の朝、ビーチクリーンに初めて参加してきました。  今日はのっけから、沖縄マメ知識です。  うちなーんちゅは「浜辺」と言わず、必ず「ビーチ」と言います。さらに、「ビーチでバーベキューをしながら、夜通し泡盛を呑む」という会を「ビーチパーリィ」と言います。パーティではありません、パーリィです。英語です。  さらに言わせてもらうと、沖縄では「バイキング」のことを「バフェ」と言い、「屋台のお店」のことを「パーラー」と言います。オバアでも言います。びっくりします。  他にも、「・・・えぇ?!」と二度見ならぬ、二度聞きしてしまう英語ナイズされた言葉があります。アメリカ占領下にあった頃の名残なので、面白がってはいけないのですが、音もかわいくて、つい「もう1回!」と言ってしまいます。 ビーチクリーンとウミガメの骨  1枚目の写真の、息子の足元にあるゴミを集めたものがこれです。一見きれいに見えるビーチですが、ゴミがたくさん埋まっています。  これはお酒を呑んだあと、そのまま缶を袋に詰めて、置いていった跡だと思います。  村のビーチにはこのようなゴミがたくさんあります。観光客の人達なのか、地元の人達なのか、だれのゴミかはわかりません。遠くから流れてくるゴミもあります。  村の人達は定期的に集まって、それぞれのグループでビーチクリーン(浜辺の清掃)を行っています。休日の朝早くから、大変な作業です。   ビーチクリーンとウミガメの骨  海から流れてくるのはゴミだけではありません。この日は、ウミガメの骨が見つかりました。海が荒れた日、こうしてたくさんの生き物も、海から流れ着くそうです。写真左の白いものが、ウミガメの甲羅です。 ビーチクリーンとウミガメの骨  甲羅を裏返したところです。ビーチクリーンに参加している方々は、自然や生き物に詳しく、このようにカメの骨を静かに解体して、袋におさめていました。とても大事そうに扱っていたのが印象的でした。  この骨は、大学の学生達に資料として提供するとおっしゃっていました。沖縄にいると、東京より社会が小さい分、このような横の連携をとりやすく、いろんな活動に参加できる気がします。 ビーチクリーンとウミガメの骨  この日集めたゴミの山です。2時間の清掃で、こんなにゴミが見つかりました。 ビーチクリーンとウミガメの骨  毎週月曜日の朝には、道路沿いにこのようなビーチクリーンのゴミがたくさん出されているそうです。私達もまた参加したいと思います。 ビーチクリーンとウミガメの骨  ビーチクリーンをしてくれたお礼、と言って、ウミンチュ(漁師)さんがアーサー(あおさ)を採らせてくれました。それはまた次回。 ビーチクリーンとウミガメの骨  今日は長くなってしまいました。最後にビーチの木陰で見つけた「酢箱」です。海の危険生物はたくさんいますが、その一つ「ハブクラゲ」に噛まれたら、この酢を使って毒消ししてください、と・・・。  沖縄、まだまだ深いです。



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