カヌーで海を目指します。
マングローブの林と、西表の山々を見ながら、ぐんぐん漕ぎます。昨日は海でクリアボートを漕いで、今日は川でカヌー漕ぎ・・・。二の腕が悲鳴を上げはじめています。
海の干潟に着きました。写真の、海と干潟の境目に黒い点々が見えますでしょうか。
これ、全部カニです。波打ち際が黒く見えるくらい、びっしり並んでいます。
近づくと、
土の中に逃げて、ブクブク泡が立ちます。しばらくするとすぐにまた上がってきて面白いので、子供達はここでずっと遊んでいました。
うじゃうじゃ。うちの村の干潟にも同じようなカニがいますが、こんなにたくさんは見たことがありません。この色が青っぽいカニは、最近新種だと認定されたそうで、西表島などの八重山諸島に棲息しているそうです。
川は干潮で浅くなっていて、歩いてあるくとドキドキする、ちょうどいい高さです。
周りには全く人がおらず、自動車の音も聞こえない、清々しい場所でした。ただ、春休みなのにこれほどお客さんが少ないのは、今年だけだとガイドさんはおっしゃっていました。
沖縄県では旅行のキャンセルが相次いで、今年の春はかなり厳しい状況のようです。
私達はそんな中、のんきに楽しませて頂いているわけです。のんきすぎる気もしますが、ここで大自然のパワーをもらって、またがんばろう!という気持ちになりました。
ホテルで作ってもらったお弁当。保温機能付きでホカホカでしたー。お外で食べるごはんは格別ですね。
子供達が遊んでいるときに見つけた、椰子の実です。娘の前に浮かんでいます。この種類の椰子は沖縄にはないそうです。
「名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ」
ひゃあー、あなた様があの有名な!流れ寄る椰子の実さんですか。いつも歌わせてもらってます!という気持ちです。
有名な椰子の実さんを前に、ガイドさんに「これ、割って飲めるんですか?」と訊く私。ぶんぶんと振って、中身はありますがいつできたものかわからないので・・・とのこと。
じゃあ椰子の実さん、また旅を続けてください。写真中央、またプカプカと海に向かって流れていく椰子の実さんなのでした。~つづく~
よく見ると目がかわいいの